化学およびライフサイエンス分野における特許関連業務を担当する弁理士で、主に注力している分野は医薬品、医療および診断機器、工業化学、材料、合成技術です。以下のテーマにおいては特に卓越した専門知識を有しています。
低分子医薬品や製剤/心血管デバイスや創傷ケア/ポリマーおよびポリマー添加物/グラフェン/触媒作用/立体選択的合成プロセス
これらの専門性を生かし、クライアントが抱える係争案件の処理、およびアドバイスを行っています。
また、特許出願の起草と審査業務も行い、クライアントのグローバル特許ポートフォリオの集中審査を統括する豊富な経験を有し、特許の有効性と侵害に関する助言や、企業のIP戦略およびプロセス改善に関する助言においても卓越した手腕を発揮しています。さらに、企業による新技術の購入、ライセンス、または投資する際のIPデューデリジェンスの取り扱いに関する専門性も有しており、FTOおよびSWOT分析を含む業務で、実務的かつ商業的に焦点を当てた助言がクライアントから評価されています。
担当するクライアントは、大企業、中小企業、スタートアップ、大学のTLO(技術移転機関)など多岐にわたります。特にスタートアップの特許案件においては、設立初期(シード期)からIPO準備段階(レイター期)まで幅広いアドバイス経験があります。
スタッフォードはUPC(統一特許裁判所)の登録代理人であり、複数のUPC無効審判(中央部門、地方部門、控訴裁判所での審理を含む)を経験してきました。多くのUPC本審で代理人を務めており、パリ中央部門での無効審判における初の本格的審理(欧州特許EP 3 646 825に関する事件)で請求人側の共同代理人を務めたのは特筆すべき実績です。UPCでの業務においてはJUVE Patentから個別に高く評価を受けています。また、EPO(欧州特許庁)の異議審判部および審判部での口頭審理における優れた成功実績も多数あり、実績の中には当事者が複数にわたる難解な審理を、特許権者および異議申立人として主導した事例や、EPOでの異議申立と国別の訴訟戦略との整合性を担保するために訴訟弁護士と緊密に連携した事例が含まれます。
マンチェスター大学で化学の優等学位(首席)を取得後、ケンブリッジ大学で合成有機化学・医薬化学の博士号を取得しています。その後、世界的に有名な製薬企業で医薬品プロセス研究化学者として勤務し、2007年に特許業務の道に進みました。
2017年にIP Starsからライジングスターとして認定され、その後もIP Starsでは一貫して欧州特許弁理士の主要人物に挙げられています。また、Legal 500、JUVE、IAM Patent 1000ランキングにおいて推奨実務家として評価されています。さらに、JUVE UPC 2025ランキングの初回版において、UPC訴訟代理人として個別に推薦された数少ない弁理士の一人です。
「ジョナサン・スタッフォードは、有機化学の博士号を取得し、製薬企業での経験を持つ全方位型のプロフェッショナルであり、卓越した洞察力と確実性で信頼される人物です。複雑な技術を幅広く理解し、相手の弱点を巧みに見抜いてクライアントを有利な状況へ導く能力を備えています。」 – IAM Patent 1000, 2022
「スタッフォード氏は、そのプロフェッショナリズム、献身、高いコミュニケーション能力が評価されており、各国のポートフォリオニーズに対応した巧みなグローバル戦略の構築を支援しています。」 – IAM Patent 1000, 2024
「ジョナサン・スタッフォード – EPOでの優れた成功事例を持ち、UPC案件に新風をもたらしている」(クライアント)。「 口頭審理での弁論に感銘を受けた」(競合事務所)– JUVE Patent UPCランキング 2025